5月14日 映画「うまれる」プレ上映会
みなさん、こんばんは(原稿書いているのが夜なので)。
加地さんより今年度の研修部長を引き継ぐことになりました、鈴木です。普段は、寒川町で 歯医者をやってますが今年一年間、このコーナーを担当します。
よろしくお願いします!
今年も研修部では定例会の場をお借りしてプチ研修会や勉強会を開催することが基本となりますが、それに加えて今年からはほかの部会との共催の形で一般の方を対象にした活動を行っていきたいと考えています。
さて、今年度の体制が始まってこの日が最初の定例会でしたが、この日のメインはドキュメンタリー映画「うまれる」の紹介と予告編的なものの上映会を子育て支援センターにて行いました。この映画は、「出産」という出来事についていろいろな経験をすることになった4組のご家族の物語です。私もごく一部を目にしたにすぎませんが、出産に際し思いもよらぬ悲しい出来事を 経験した彼らがそれを乗り越えて到達した境地、そしてそこで口にする一言一言の言葉の重みにはとにかく感銘を覚えます。
この映画、劇場公開→一定期間後DVD発売という流れで公開される一般的な映画と異なり
、いろいろな団体が主催する小規模な自主上映会としてのみ世に出ています。
現在いろいろな形で子育ての方をサポートする活動をしている私たちにとってこうした作品を目のする機会は貴重です。来る7月8日には川之江文化センターにて本編の上映会があります。ネットでのレビューを見ても、たいていのサイトで絶賛されている映画ですので、ご興味のある方は是非足を運ばれることをお勧めします。
また先に挙げた「外部に向けた活動」の第一弾として、この「うまれる」の上映会を企画したいと考えています。詳細はまだこれからなのですが、開催の場所や日時、周知の方法等で良いアイディアがありましたらご協力お願いします。
「うまれる」 ホームページ http://umareru.jp/
平成24年6月18日 定例会開催
今回のミニ研修会のテーマは、「傾聴」です。やや耳慣れない言葉ですが、検索してみると人事労務用語辞典という辞典にもちゃんと登録された用語で、カウンセリングやコーチングにおけるコミュニケーションスキルの一つとされています。人の話をただ聴くのではなく、注意を払って、より深く、丁寧に耳を傾けること、そして自分の聴きたいことを聴くのではなく、相手が話したいこと、伝えたいことを、受容的・共感的な態度で真摯に “聴く”行為や技法を指します。それによって相手への理解を深めると同時に、相手も自分自身に対する理解を深め、納得のいく判断や結論に到達できるようサポートするのが傾聴のねらいです。
今回は、このテーマについて、産業カウンセラーの加地初美さんが語ってくれました。
【傾 聴】
人には潜在的に相手にわかってもらいたい、という欲求があります。人の話を聴く際に相手のそういう欲求を満たしてあげられるような上手な聴き方をすることができれば、その相手と良好な人間関係が構築しやすいと言えます。
そのためのツボといえる、話のテクニックが「傾聴」で、以下のように何点かポイントがあります。
相手の話を遮らない
相手の話題を盗まない
相手の意見を否定しない
具体的には、
・相手の顔、表情にも注意しつつ言葉に出ない部分にも注意することが重要です。
8割がた相手の口を見、相づちをうちながら聴いてあげるイメージです。
あなたがちゃんと聴いてくれてないと相手に感じさせてしまうと、相手は話を続けることすら
苦痛を感じてしまいます。
話をする際は、相手の話にしっかり集中しましょう。新聞や本、パソコンやTVなど、他のことをしながら生返事は厳禁です。
・話の中で相手の感情が出てきた際は、自分の意見と異なっていても、ひとまずそこを肯定していくことが重要です。
途中で相手の話を遮ったり、ましてや自分の意見を言おうとしても、相手にはそれが押しつけのようにうつってしまうことが多いです。
まずは最後まで相手の話を聴いていくことです。そのうえで「・・・~」ということですね、と
相手の話を要約して返すと、相手は「わかってもらえた」という感覚になり、その後落ちついて理性的に話ができるようになることが多いです。
最終的に問題解決の際にも、可能な限り「あなたはどうしたらいいと思いますか」と返し、
自分で答えを見つけてもらうように話を展開していくと円滑に話が進む場合が多いです。
極力自分の意見の押しつけにならないように注意しましょう。
こうした点に注意して人の話を上手に聴いていくことができるようになると、相手には「きいてもらえた」という満足感を与えることができます。
というような感じになりますが、昨年の「夫婦関係について」の研修会に続き、話し上手な加地さんの話は、実習つきで最後まで大変面白く、興味深かったです。
上でも書きましたが、この傾聴というスキルは過去に講習会を行ったコーチングでも使われるテクニックです。磨けば対人コミュニケーション能力のアップのために必ず役立つ技術だと思います。
私自身についても改めて見直してみるとダメな点だらけで赤面する思いですが、これから公私ともに人と接するうえで今日のことが役立つシーンが多くなりそうな気がします。
ホント、人とのコミュニケーションって、簡単 なようで奥が深いです。
7月17日 ミニ研修会 【円ブリオ基金と生命尊重運動】
今回のミニ研修会は、川之江ワン&オンリーの会 脇 美代さんに講師をお願いし、「円ブリオ基金」と生命尊重運動についてお話を伺いました。
エンブリオとは、8週までの胎児のことを言います。まだまだ生まれるには時間がかかる小さな命です。
しかし、なかなか泣き止まない小さな子供に母親の胎内の音を拾った音声を聞かせると泣き止むことが多いとの報告があります。また、先日の「うまれる」でもそういうシーンがありましたが、3歳くらいまでの子供に母親の胎内にいた時のことを尋ねると、それなりに説得力のある答えがかえってきたりするように、小さな胎内にもある種の感情や記憶があるのではないかと思われることは多いそうです。
現在、いろいろな事情と理由により1年間に失われる胎児の生命は約22万件と言われています。特に10代の女性の中絶件数は、約21,000件の報告があり、実数ではその2倍とも言われています。昨年1年間の出生数は約105万人ですので、「本当にこんなに多いの?」というような数字です。
このように生まれてくる前に失われてしまう胎児の生命を一人でも多く救いたい、という思いから様々な運動、活動が生まれてきています。2007年に熊本県の慈恵病院で始まった赤ちゃんポスト「こうのとりのゆりかご」もそのひとつですし、今回のテーマである円ブリオ基金もそうです。
円ブリオ基金は1993年、「ひと口1円、1億人への胎児おうえんボランティア基金」として発足、1円から始められる募金によって資金を募り、様々な事情で出産をためらう方を資金面でもメンタル面でもサポートすることを目的として活動し、1998年に円ブリオ基金として改名し
て現在に至っています。(名付け親は、NHKアナウンサー、鈴木健二氏、先にあげたエンブリオにちなんで命名されたとのことです。)
これまでに基金を利用して誕生した赤ちゃんの数は、2012年4月で366名、東日本大震災の際にも78名の被災妊婦さんの助けとなったそうです。
牛乳パックを再利用した「円ブリオ基金箱」を見かける
ことがありましたら、お財布の中の1円(何口でも可)の
ご協力をお願いします。
岩手県陸前高田市 復興支援イベントに参加したよ!
井原巧市長が会長を務める全国青年市長会の会員市がそれぞれの用いるキャラを持ちより、ツール・ド・三陸を盛り上げようということになり、四国中央市の子育て応援キャラクター「ほっこりん」が参加するのに伴い様々な活動を行いました。
《8日》○岩手県陸前高田市立高田小学校にて前日祭参加。○高寿園デイサービスセンター慰問
《9日》○「ツール・ド・三陸~サイクリングチャレンジ2012inりくぜんたかた」のイベントにてサイク
リングお見送り、住民との交流
○ほこほこネット「キッズ音楽ステージ」
○米埼中学仮設住宅 訪問
《10日》○竹駒保育園にて「ほっこりんと音楽遊び」
○きらりんきっずにて「ほっこりんと音楽遊び」
「ツール・ド・三陸サイクリングチャレンジ2012]
東日本大震災によって甚大な被害を被った東北地方三陸エリアの復興町づくりを環境にやさしく、健康的な自転車イベント開催で応援しながら、地域復興と広域観光の推進を継続的にサポートしていくことを目的とし、また参加者はもとより周辺の多くの方に、サイクリングの楽しさを広く啓発することを目指しています。健脚コース、ファミリーコース、あわせて400名参加しました。
12月2日 映画【うまれる】上映会
以前より準備してきた映画【うまれる】の上映会もついに当日を迎えました。
10月の子育てフェスタ当日よりPRを開始し、ポスター・チラシ・ケーブルテレビ等で広く鑑賞希望者を募ったところ、当初の予想を上回る196名もの来場者を集めることができました。
ママさんタイムの会場には、多くの子ども連れの方が来場されました。上映前のほっこりんショーも盛り上がり、上映中もスタッフによる来場者のケアがうまく機能し、鑑賞者の方へのほこほこネットとほっこりんをPRするという第2の目的も達成し、充実した1日となりました。
来場された方々もこの映画を観て、めいめい何かを感じてくれたようで、いろいろな感想をのこしてくれましたので、ご紹介します。
・2月に出産を控えています。伴さんのように2人で語り合い、みんなでお腹の子どもを迎えてあげたいと思いました。また、子どもが無事生まれたら、この映画を違う感覚で見るのかなあと思いながら観ていました。
・命の大切さ、尊さ、いろんなメッセージがつまっている。
・自分の不安に思っていること、結論は出ないけど、いろんなことを考えるきっかけになりました。
・生まれてきてくれた子どもに感謝です。
・受精したときから命は、始まっている。出産できなくても永遠に子どもだというところが心に残りました。
・赤ちゃんが生まれることのありがたさを思い出せた。
・生まれる命について忘れていたこと、記憶の底に沈んでいたものを思い出させてもらいました。
・いろんなことを改めて感じ、考えさせられた。
・子どもをみてくれたのでゆっくりと映画をみることができました。いろんなうまれるをみて、改めて幸せを感じることができました。
・生まれてくるシーンが感動的だった。
・不妊と思っている人、死産した人の気持ちに触れたことがよかった。
・自分の子どもが生まれてきてくれたことに感謝できました。部屋が分かれていたので
子ども連れの人も安心して鑑賞できたと思う。
・様々なケースの「うまれる」があることがよかった。
・実生活に基づいて製作されていて、とてもよかった。その後の生活を教えていただき
ホッとしました。その後その後もみたいと思います。
・それぞれの家族の生き方について、いろいろ考えさせられました。
・今の生活が当たり前でないことがすごくわかりました。子育て、日々の生活を見直すことができました。ありがとうございました。
・皆のいろいろな葛藤をまのあたりにできて、自分の子育てを見直す良い機会になった。
・子どもとの向き合い方が今日から変わる気がします。ドキュメンタリーでうそのないところが大変説得力がありました。
・夫の妻への愛情、サポートする姿をみせていただき感動しました。とても大切なことだと思います。多くの方に是非見ていただきたいと思いました。是非、もう一度、上映会をしていただきたいです。
・絶対、中学校や高校で子どもに見せてほしいと思いました。
・大変感動し、感動させられました。本当に感謝感謝です。
・また、上映してほしいです。
・少子化の今、やはり子どもは国の宝。社会や皆を明るくしてくれます。女性が産みやすい、育てやすい、子どもが生きやすい社会になってほしい。「うまれる」の続編をみたいです。
・年齢に関係なく、多くの人が観ればいいと思った。
・とてもよかったです。一人でも多くの人に観ていただきたいと思いました。
しこちゅ~・ほこほこネットのメンバーで~す
研修部&ほっこりん部&イベント部で結成されています。いつも、イベントがあると、部会をこえて協力し合い、つながりを深めています。
研修部長 鈴木淳也より
今回の【うまれる】の上映会は、研修部主催で行う初めての催しでした。私自身もこのような立場でイベントを行うことが初めてだったため、開催が決まってよりずっと重圧を感じ続けていましたが、参加していただいた皆さんのご協力で成功をおさめることができ、肩の荷を下ろすことができました。
今回、表で、裏でご尽力いただいた皆さん、チケット販売にご協力していただいた
土居おやこ広場、ふわりん、ボランティアセンター、そしてにっこりーのの皆さんには
深くお礼申し上げます。
今後も、不定期で催しを企画、開催したいと思います。良いアイデアがありましたら
是非ご提案ください。
2013年1月 ミニ研修会 講師 近藤利子先生
1月も下旬になり、いよいよ気候も本格的な冬となってきました。
そんな中行われた今年の最初のほこほこネット定例会は、メンバーの近藤利子先生による「不登校を考える親の会 ほっとそっとmama」の活動の紹介と、映画「かかしの旅」の試写会で始まりました。
ほっとそっとmamaは、2005年10月に「不登校の子どもをもつ親の会」として発足、2009年1月「不登校を考える親の会 ほっとそっとmama」と名称決定し活動されています。
その内容は、毎月の例会(おしゃべり会)、会報「あのね通信」の発行や関連講演会、映画上映会等の多岐にわたり、学齢期を過ごす子どもの登校拒否・不登校を考える親の会として、同じ悩みを抱える親たちがつながりあうことで、子どもの親が元気になれることを願い、気軽に安心して語り合える場所づくりと情報交換の場として運営されています。
いじめをテーマにした「かかしの旅」の試写会
本日の映画「かかしの旅」の試写会もそんな活動の一環という位置づけだそうです。
この映画のテーマはずばり、いじめです。漫然と続くいじめのため追い詰められた少年が生きる為に家を飛び出してしまうが、そこで手をさしのべてくれた少年たちの存在、また自分の為に動き回ってくれている先生の存在により救われ、徐々に立ち直っていく、という話である。
追い詰められ行き場を失って孤立してしまっても、必ず「救い」の道はある。安易に死ぬことで逃避してはいけないということ、また、そうした彼らへの「救い」となるのは周囲にいる人たちの心からの思いやリの気持ちである、というメッセージが込められています。
いじめのために自らの未来と可能性を捨て、命を絶ってしまう子どもたちを救うために作られたというこの映画を広く観てもらうための活動をほっとそっとmamaは、今後どんどん展開していくということです。
2013年 2月26日 研修会 【フローマネジメント】
愛媛県法人会連合会のえひめのイクメン魅力アップ推進事業の一環として行われているセミナーを受講しました。
講師は、田所しろう先生、テーマは「フローマネジメント」についてです。またまた聞きなれない言葉が登場しましたので早速調べてまとめてみました。
「フロー」とは、心理学用語で、人がその時していることに精力的に集中し、完全にのめりこんで、目標に向かおうとしている精神的な状態を言うそうです。
人も組織もこのフロー状態になっている時、思いがけない力が湧きだし大成功や奇跡の逆転を実現することがあります。心理学、脳科学による「セルフ・マネジメント」は、すでにスポーツや教育の世界では多くの成功例を生み出していて、特にスポーツ界ではこの状態を「ゾーン」とも呼び、技術にも増してこの状態を創り出すことが、アスリートの結果を変えるカギとなっています。野球選手が「調子いいとボールが止まって見える」とかいうのがこれですね。
この「フロー」という概念を個人ではなくチームに、スポーツではなくビジネスなどの団体の活動に導入し、特に顧客・チーム間の信頼関係、営業マンの心・技・体の状態を自らでマネジメントし、集団の生産性の向上につなげる、それがフローマネジメントの考え方だそうです。
目的に向かって行動する時に「ものすごい集中力が続いて、素晴らしいアイデアがどんどん湧き出て、作業がスピードアップし、業績もどんどん上がり、チームの誰もが一体感を味わい、気分が高揚して楽しくてしょうがないという状態になってしまえば、その目的は高い確率で成功すると思われ、その状態を意図して作りだすための考え方が「フローマネジメント」です。
この「フローマネジメント」には、以下に挙げる5つの柱があります。
①【モチベーション】
人間が行動する動機となる心理を心理学用語では、「内発的動機」というそうで、人間には元来「愛し愛されたい、人と関わりたい、認められたい、達成したい、新しいことを知りたい」等の欲求があるそうです。それをうまく引き出し、表現できるようにする(行動する動機にする)ことで個人の能力発揮に役立てることができます。その場の感情に左右されない、自己(セルフ)コントロールの仕方を理解し、実践することが重要です。
②【コミュニケーション】
相手に必要な情報を伝えるには、話をする際に焦点を決めて上手く伝える必要があります。その焦点の持ち方と伝達の仕方を知っていれば円滑な情報の共有が可能です。
また、人は話をよく聞いてくれる人に好意をもつ傾向があります。話を遮らず、相手の考えを理解してあげようと努めることで相手との人間関係をよくすることができます。
笑うことはとても重要です。平均して子どもは1日300回、女性は150回、男性は100回笑うそうですが、1日20回笑うとがん細胞を殺すNK細胞(naturaru kiiier細胞)が再生されると言われています。
当日体験した7じゃんけん、ハートビート等のゲーム、傾聴のワークなどはこの部分を伸ばすトレーニングです。
③【リーダーシップ】
職場や組織で上に挙げたモチベーションを高め、最高のパフォーマンスを発揮するにはその場の全員が納得し、欲求充足し、気分よく物事に取り組むことができるよう、リーダーが正しくリーダーシップを発揮することが必要です。そのリーダーは、役職などの力の頼りメンバーに対して恐れやプレッシャーを使って人々の仕事を「管理」するのではなく、メンバーのモチベーションを高め、成功へと「導く」ことが望まれます。自分自身も、メンバーも納得できる、Win-Winの
環境を構築することが肝要です。そのためには、リーダーとなる人は周囲の協力や合意を得る「支援者」としての考え方、行動のしかたを理解し、行動することが必要です。
具体的にはリーダーの条件としては以下のような点が挙げられます。
1.現在の状況を正しく把握する。
2.ビジョンを示すこと
どういう方向へ現状を改善し、解決していくかをメンバーに理解してもらうこと
3.人を巻き込むこと
ビジョンの実現のため周囲の人の協力を上手く得ること
4.ルールを決めること
ビジョンの実現のたメンバーが行動しやすくなるルールを作ること
5.自分を律すること
みんなが見て納得する自己管理ができていること、信頼されるキャラであること、自らの
考え方のみで人を動かそうとするのではなく、多くの意見を聞き、環境を整え、メンバーが
各自の能力を発揮できる環境をつくることが重要です。「助けてもらう天才」「楽しくする天
才」になることを目指しましょう。
④【マネジメント】
「PDCAサイクル」とは製造業では生産性を向上させる手法として一般的に普及している
考え方ですが、何かを行う時、計画「PLAN」→実施(DO)→監査(CHECK)→見直し(AK T)の4つのプロセスを繰り返し循環させ、熟成させていくサイクルのことです。どのようにサイクルを構築し、機能させて、事態を改善させていくかが重要です。
毎年行われている企画の際、企画を考え、それをもとに開催された結果を評価して、次の年度のプランに反映させていく、というような考え方になります。
⑤【チームビルディング】
強力なチームを作るためにはチームの中での各人の役割とチームの目的を明確にし、関係を強固にする組織作りが必要です。その為には以下のようなGRIP(Goal,Rule、Interpersonal、ReIathionship,Process)に注意するといいでしょう。
1.Goal(目標を明確に共有すること) 行動の目的を明確にし、メンバー全員がそれを念頭に行動できるよう周知させることが必要です。
2.RoIe(役割分担) 役割の兼務は禁物です。 優秀なマルチタクス人間には、いろいろな役割をお願いしたくなりますが、なるべくひとつのことに集中してもらい、メンバーのすべての人で役割を分担することが望ましいです。 ただ、その際は、能力の水準と役割の難易度とのバランスをとることが重要です。 簡単な仕事にはテンションがあがらないし、難しすぎても前に進まない、となってしまいがち。いつも、メンバーの能力、個性を把握し、その人にあった方向性で、かつキャパシティの上限より一歩だけ先にあるような難しい目標を設定しましょう。 グラウンド10周命じられてぎりぎり走り切ったと思った最後に課せられた追加の1周のような感じがいいそうです。 また、メンバー各人にはその場の状況や活動を自分で制御している感覚を持ってもらうことが重要です。メンバーに権限を委譲し、その仕事の品質に責任を持っているのは他ならぬ自分なんだという当事者意識を持ってもらうことが大事です。 そのために仕事を手伝う「ティーチング」ではなく、行き先を示して後は自分で考えさせる「コーチング」を心がけましょう。
3.Interpersonal Reiationship(信頼関係)
メンバー同士にお互いを信頼し、助け合おうとする感情があると物事がうまく運びやすいです。
特にお互いをよく知らない者同士の際はしっかりメンバー同士コミュニケーションをとることが重要です。
4.process(ゴールまでのプロセスの評価)
ゴールに到達するまでのプロセス、トラブルが生じた際の解決方法に問題はなかったか、等を評価します。
つまり、チームビルディングを考える際は、先に挙げた4つの柱、モチベーション、コミュニケーション、リーダーシップ、マネジメントのツボを抑えておくことが肝要です。これを理解するためのワークが当日の研修で行ったフラフープ運びで、メンバー全員で、人さし指の第1関節から先の指先のみを使ってフラフープをスタート地点より5mさこのゴールへ運ぶという単純なものでしたが、これが結構難しく、皆で意見を出し合って、いろいろな考え方でゴールを目指すたいけんができました。結局2チームともゴールできませんでしたが、終始笑顔が絶えない楽しい研修になりました。
研修の際には、このワークにこうした意味があるとは知らずに漫然と行っていますが、こうして
調べてみるとなるほどとおもえる要素が含まれており、なかなか興味深いものでした。
今回フローマネジメントについて知ったことを、しこちゅ~・ほこほこネットにあてはめてみると、中心となるメンバーのモチベーションの高さ、メンバー同士の良好なコミュニケ―ン、皆の
よりどころであるリーダー等々フロー状態をつくりだすための「いいチーム」たり得る条件をいろいろともっているんだな、と感じることができました。
最後になりますが、今回研修でいただいた資料にあった論語の言葉です。
何事をやるにしても
ただ知っているだけの人は
それが好きな人には及ばない
それが好きな人も
それを楽しむ人には及ばない
なにかを成そうとするときは、自分自身も楽しみましょうということですね。
今回非常に長文になってしまいましたが、最後まで読んでいただいてありがとうございました。